ヒースロー空港を早朝便や深夜便で利用する方で、出発前日や到着日に空港ホテルに宿泊しようかどうか悩んでいる方はいませんか。
せっかくロンドンまで行くのであれば、なるべく市内での滞在時間を長くしたい!と思うところですが、空港ホテルには様々なメリットがあります。
また、空港ホテルと言っても、空港ホテルには「空港直結ホテル」と「空港周辺ホテル」の2種類があります。
今回は、ヒースロー空港を利用する方のうち、
- 空港ホテルを利用した方がいい人
- 空港ホテルを利用する場合にどういったホテルを利用した方がいいか
について説明したいと思います。
空港ホテルのメリット・デメリット
まずは、空港近くのホテルに宿泊するメリットとデメリットを紹介します。
空港ホテルのメリット
空港近くのホテルに宿泊できるメリットは、
- 長期間のフライトで疲れた体をすぐに休められる
- 早朝便に乗る際に空港までの移動がラク
- 深夜着の場合には夜移動を避けられるので安全
という点です。
すぐに体を休められる
ヒースロー空港に着いたときには、15時間超の長いフライトで疲労が溜まっていると思います。
さらに、それに追い打ちをかけるように、
- ヒースロー空港の入国審査は長い行列ができる
- 荷物がなかなか出てこない
ことで有名です。
日本のパスポートは自動ゲートで入国できますが、
- 留学や駐在ビザで入国する場合は、有人窓口で手続きが必要なので行列に並ぶ必要がある
- ECゲートは頻繁に故障する
ので、降機してからスムーズに入国・arrival gateを出られないことも多いです。
私は飛行機が到着してから、入国審査と荷物受け取りを済ませてarrival gateをくぐるまでに2時間かかりました。
到着後に空港ホテルを利用すれば、すぐにお風呂に入ってベッドに横になれるため、長いフライトの疲れや時差ボケを最速で解消できます。
フライトの疲れを抱えたままロンドン市内まで移動するのは辛いのでおすすめしません。
早朝便を利用する場合
飛行機によっては、深夜便の到着や早朝便の出発になる場合がありますね。
例えば、早朝便で出発する場合、出発の2時間30分前には空港に到着してチェックイン手続きをする必要があるので、
というスケジュールになります。
ロンドンの中心部からヒースロー空港までは、電車で約1時間かかるので、ロンドン中心部を午前3時から5時に出発する必要があり、非現実的です。
したがって、早朝便を利用する方は、空港近くのホテルに宿泊するのが必須です。
深夜便で到着する場合
さらに、深夜便で到着する場合、航空機が空港に到着してから自身が荷物を引き取って空港を出れるまでに、約2時間はかかると見積もった方がいいので(ヒースロー空港は世界一混雑する空港と言われています)、
というスケジュールになります。
空港を深夜の時間帯に出るのは危険なので、深夜便で到着した場合には、ロンドン市内と空港までの移動時間や安全性を考慮して、空港のホテルで前泊又は到着日に宿泊する方が安全ですし体力的にも楽です。
特に、女性は1人で大きな荷物を持って深夜に公共交通機関に乗るのは危険なので注意しましょう。
ヒースロー空港は24時間稼働しているので、ベンチやいすに座って夜を明かすこともできますが、体力的にかなり消耗するので、ホテルでしっかり休息するのがおすすめです。
空港ホテルのデメリット
空港近くのホテルに泊まるデメリットは、
- 宿泊費用が高い場合が多い
- 周辺に観光施設がない
という点です。
価格が高い
空港に近いホテルは、空港へのアクセスがいい分、価格が高い傾向にあります。
しかし、価格が高いのは、空港ホテルのなかでも空港に直結したホテルであり、空港から少し離れた周辺ホテルは、むしろ安い価格で泊まれます。
例えば、周辺ホテルだと、ロンドン市内で同じ系列の有名ブランドホテルに泊まるよりも安く済む場合が多いです。
詳しくは後述しますが、アクセスの良さを求めて料金の高い空港直結ホテルを選ぶか、空港からのアクセスは多少悪いが予算が抑えられる周辺ホテルを選ぶか、という選択になります。
周辺に観光施設がない
ヒースロー空港は、中心部から離れた場所にあるので、周辺に観光施設がありません。
したがって、空港ホテルをベースに観光に出かけるというのは厳しいです。
したがって、空港ホテルに滞在する場合には、
などの過ごし方になります。
空港ホテルを利用するのがおすすめな人
以上を踏まえて、空港ホテルを利用するのがおすすめな人は、
- 早朝便で帰国する人
- 深夜便で到着する人
- 長旅のフライトの疲れを早く取って回復したい人
- 留学・駐在者などで荷物が多い人
です。
特に、留学・駐在者など荷物が多い方は空港ホテルを利用するのがおすすめです。
私は、駐在で渡英する際には、おみやげやら食品やらで、身動きができないほど大量の荷物を持参しており、空港から自宅(ホテル)まで送迎のハイヤーを予約していました。
ハイヤーの予約時間は、フライトの遅延リスクなどを考慮して、フライトの時間から余裕を持ったスケジュールにするため、ロンドン到着日の翌日に設定したので、空港ホテルに1泊するのが通例でした。
大量の荷物を持って市内のホテルに移動するのは不可能なので、荷物が多い方は、ハイヤーと合流するまでの時間を空港ホテルで滞在するという使い方もおすすめです。
[比較]直結ホテルと周辺ホテル
空港ホテルの種類
まず、空港ホテルには、
- 空港直結ホテル
- 空港周辺ホテル
の2種類があります。
それぞれの違いやメリット・デメリットについて説明します。
| 直結ホテル | 周辺ホテル | |
| 定義 | 空港敷地内に立地 | 空港敷地外に立地 |
| アクセス | ターミナルから徒歩 | ターミナルからバス・タクシー |
| 料金 | 高い | 低め |
| ホテル規模 | 小さめ・コンパクト | 大きめ・充実 |
| おすすめの人 | 移動を最小限にしたい人 | 予算を抑えたい人 |
空港直結ホテルとは?
空港直結ホテルとは、空港に併設されているホテルのことで、徒歩だけで空港からホテルまでアクセスできるホテルのことです。
ヒースロー空港であれば、
のようなホテルが空港に直結しています。
メリット
空港直結ホテルのメリットは、アクセスが抜群ということに尽きます。
つまり、
- 徒歩でアクセスできる
- 雨の日も濡れない
という点です。
また、余談ですが、空港内に泊まれるというワクワク感もありますね。
徒歩でアクセスできる
空港直結ホテルは、空港内に位置しているので、ターミナルから徒歩でアクセスできます。
荷物をカートに乗せたままホテルに行けるので、荷物が多いときには本当にラクです。
特に、日系航空会社を利用する際には、ANAはターミナル2、JALはターミナル3の発着になりますが、ターミナル2と3に圧倒的にアクセスがいいホテルは、Aerotel London Heathrow Airport Terminal 2-3(エアロテル ロンドン ヒースロー エアポート ターミナル 2-3)です。
このホテルは、ターミナル3の到着ゲートの目の前に位置しているので、ゲートを出たら一瞬でホテルに到着できます。
ターミナル2と3は地下通路で行き来できるので、日系航空会社(特にJAL)を利用する際には、ぜひAerotel London Heathrow Airport Terminal 2-3(エアロテル ロンドン ヒースロー エアポート ターミナル 2-3)の利用がおすすめです。
私も一時帰国の帰りにJAL便で渡英する際には、荷物が大量になるので、このホテル一択です。
雨の日も濡れない
2つ目は、直結ホテルはターミナルと屋根でつながっているので雨に濡れる心配はありません。
ヒースロー空港の直結ホテルは、すべて空港内に位置しているか空港と屋根付き通路でつながっているので、雨の日でも荷物などが濡れる心配がないので安心です。
雨の日に荷物を持って移動するのは地獄ですよね…。
デメリット
空港直結ホテルのデメリットは、
- 価格が高い
- ホテルがコンパクト
であることです。
価格が高い
空港直結ホテルは、アクセスが抜群な分、サービスや部屋の大きさなどに比べて価格が高い傾向にあります。
部屋やホテルだけを見ると、このクオリティでこの値段か…と感じてしまうかもしれませんが、アクセスの良さも値段に含まれていると考えましょう。
ホテルがコンパクト
空港直結ホテルは、長期滞在を想定していないので、ホテルの設備やサービスは充実していません。
例えば、空港直結ホテルには、プールがなかったりジムが狭かったり、併設レストランが少なかったり…と、市内のホテルに比べれば規模が劣ります。
おすすめな人
空港直結ホテルがおすすめな人は、ターミナルとホテルまでの移動を最小限にしたい人で、具体的には、
- 荷物が多い人
- 早く疲れを取りたい人
です。
荷物が多い人
空港直結ホテルは、荷物が多い方にとてもおすすめです。
私は、駐在の際、一時帰国の後にロンドンに戻るときには、大量の荷物を持ってくるので、荷物を持ってバスや地下鉄を乗るのは無理でした。
空港から自宅まではハイヤーを依頼していましたが、飛行機の到着時刻や入国審査の時間の遅延が読めなかったので、到着日の次の日にハイヤーの手配をしたため、到着日は空港直結ホテルに宿泊するのがルーティーンでした。
大量の荷物を持ってバスやタクシーで空港周辺のホテルに向かうのは厳しいため、空港直結ホテル一択でした。
荷物が多い方は、空港直結ホテルをおすすめします。
早く疲れを取りたい人
日本とロンドンの間のフライト時間は、約15時間かかるので、フライトの後はものすごく体が疲弊しています。
さらに、入国審査や荷物の受取待ちで時間を取られると、到着ゲートを抜けたときには、もはや疲労度MAXです。
疲れが重いなかで移動するのは危険ですし、早くお風呂に入って寝た方が時差ボケや疲れは取れやすいので、なるべく早く回復したい人は、空港直結ホテルに宿泊しましょう。
おすすめの空港直結ホテル
おすすめの空港直結ホテルを一覧にして紹介します。
| ホテル | おすすめポイント | アクセス | |
| T2 | Hilton Garden Inn London Heathrow Terminal 2 and 3 | 2018年オープンでキレイ アメニティ充実 | arrival gateから看板に沿って歩き、駐車場の奥に入口がある |
| T3 | Aerotel London Heathrow T2 and T3 | 到着ゲートから至近 | arrival gateを出てすぐ左手 |
| T4 | Holiday Inn Express London Heathrow T4, an IHG Hotel | 朝食無料 | 出発フロアにホテルに繋がる通路がある ※通路の中にホテルごとの入り口が分かれている |
| Crowne Plaza London Heathrow T4 | シンプルでビジネス向き | ||
| Hilton London Heathrow Airport Hotel | 価格×質×近さのバランス | ||
| T5 | Sofitel London Heathrow | ラグジュアリー | レベル1にある |
それぞれのホテルの特徴やおすすめポイントについては、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてください。
空港周辺ホテルとは?
空港周辺ホテルとは、空港の近くの敷地外に立地しているホテルのことで、空港からバスや電車でアクセスするホテルのことです。
ヒースロー空港であれば、空港周辺には、
のようなホテルがあります。
メリット
空港周辺ホテルのメリットは、
- 予算を抑えられる
- 施設が充実している
という点です。
予算を抑えられる
空港周辺ホテルは、空港からバスや電車でアクセスする必要があり、空港直結ホテルよりはアクセスがよくないので、比較的安価で宿泊できます。
さらに、ロンドンのホテルは価格が高騰していることで有名ですが、空港周辺では、有名ブランドホテルにリーズナブルな価格で宿泊できるのが魅力です。
施設が充実している
また、空港の敷地の外に立地しているので、比較的ホテル規模が大きくて、施設が充実しているホテルがあります。
特に、ヒースロー空港から早朝便に乗るために、フライト前日に宿泊する方は、このような施設が充実しているホテルに宿泊すれば、チェックイン後のホテルステイを充実させられますね。
デメリット
空港周辺ホテルのデメリットは、
- バス・タクシーでのアクセスが必須
という点です。
空港周辺ホテルは、空港から徒歩でアクセスできません。
地図上では知直線距離が近そうに見えても、まず空港から徒歩で出るのは困難ですし、歩行者用通路が整備されていません。
空港から周辺ホテルにアクセスするには、hotelhoppaシャトルバスという有料の空港シャトルバスか一般路線バスを利用する必要があります。
ただし、hotelhoppaシャトルバスが停車しないホテルもあるので注意してください。
例えば、こちらのホテルは、
シャトルバスが停車するのでアクセスが簡単です。
hotelhoppaシャトルバスについては、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてください。
おすすめな人
空港周辺ホテルは、ヒースロー空港周辺に宿泊する事情がある方のうち、
- ホテル代を安くしたい
- ホテルにもこだわりたい
という方におすすめです。
具体的には、
- なるべくホテル代を安く抑えたい人
- 空港ホテルにはこだわりがない人
- 低価格だが一定の質・安全なホテル宿泊したい人
- お手頃にホテルステイも楽しみたい人
- ホテルのレストランやバー・プールなどを満喫したい人
- 有名ホテルのサービスを受けたい人
という人です。
ホテル代を安くしたい
ターミナル直結ホテルだと、どうしてもコンパクト・高価格なホテルになりますが、空港周辺まで足を伸ばすと、有名ホテルがお手頃価格で泊まれたり、低価格帯のホテルも揃っているので選択肢が広がります。
ホテルにこだわりたい人
空港周辺ホテルには、プールやキッチン付きのホテルがあるので、空港周辺ホテルでもまったりとホテルステイを楽しみたい方におすすめです。
空港の周辺には、観光スポットやショッピングモールなどがないので、ホテルステイが充実すると、滞在時間を余すことなく楽しめますね。
おすすめの空港周辺ホテル
おすすめの空港周辺ホテルを一覧にして紹介します。
発着ターミナルとバス番号というのは、hotelhoppaバスが発着する空港ターミナルとバス番号です。
| ホテル | 発着ターミナル | バス番号 | おすすめポイント |
| Courtyard by Marriott London Heathrow Airport | T2/3 | H2C | レストランが充実 テラスからの眺めがいい 自転車レンタルがある |
| T5 | H5C | ||
| Staybridge Suites – London – Heathrow Bath Road | T2/3 | H2B,H2H | アパートメントホテル 家族連れには最適・無料朝食付 |
| T5 | H5B | ||
| Radisson RED Hotel London Heathrow | T2/3 | H2B,H2C | 屋内プール・ジムあり クラシカルな雰囲気◎ |
| T5 | H5B | ||
| T2/3 | H2C | 安い・きれい・シンプル 機能性充実 | |
| T5 | H5C | ||
| Holiday Inn London Heathrow – Bath Road by IHG | T2/3 | H2D | 洗練されて高級感あり 24時間営業レストラン有 |
| T5 | H5C・H5E |
それぞれのホテルの特徴やおすすめポイントについては、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてください。
なお、hotelhoppaシャトルバスは、事前にVELTRAのサイトでチケットを購入できます。
当日はバタバタしたりしてスムーズに購入できないなどトラブルがあるかもしれないので、事前に購入しておくと安心です。
空港ホテルの選び方
最後に、空港ホテルの選び方に迷っている方向けに、空港ホテルをどのように選ぶのかについてアドバイスしたいと思います。
空港ホテルを決める際には、次の順番で検討すると自分に合ったホテルを選ぶことができます。
- 早朝便・深夜便かどうか
- 荷物の量を考慮する
- ホテルの予算
- ホテルステイへのこだわり
深夜便か早朝便か
まずは、自分のフライトが
の場合は、迷うことなく空港ホテルを利用しましょう。
先ほども述べましたが。早朝便の場合にはヒースロー空港へのアクセスが難しいですし、深夜着の場合には夜の移動は危険です。
荷物の量を考慮する
次に、荷物の量を考慮しましょう。
荷物の量が大量の場合には、空港から市内ホテルまでハイヤーやタクシーを利用すると思いますが、ハイヤーなどを調達するまでの間は、ホテルへの宿泊が必要です。
ターミナルからホテルまで荷物を持って移動するのが難しいくらい荷物が多い場合には、空港直結ホテルを利用します。
ホテルの予算
荷物がそこまで多くない場合には、空港ホテルにかけられる予算を考慮します。
空港ホテルにはあまり予算をかけたくない場合には、空港周辺ホテルを利用します。
ホテルステイへのこだわり
空港ホテルでも一流サービスや充実した設備、レストランなどを利用したい場合には、空港周辺ホテルの利用がおすすめです。
空港周辺ホテルであれば、ホテル内のレストランが充実していたり、プールが付いていたりと、ホテルでの時間を楽しめます。
空港ホテルを利用する際の注意点
空港ホテルを利用する際の注意点を挙げておきます。
アクセス方法を調べる
1つ目は、発着ターミナルからホテルまでのアクセス方法を事前に調べることです。
今回紹介したホテルはアクセスが簡単で、シャトルバスが通っているホテルを紹介したので問題ありませんが、自分でホテルを調べる場合には、
- 周辺ホテルだと有料シャトルバスの交通費がかかる
- 有料シャトルバスが通っていなかった
などと、アクセスに難がある場合もあるので注意が必要です。
アクセスが悪いと、荷物を抱えての移動が大変になるので、事前にアクセス方法を調べておきましょう。
名前の似たホテルが多い
2つ目は、ヒースロー空港のホテルには、似た名前のホテルが多いので注意してください。
例えば、同じヒルトン系列でも、ヒースロー空港周辺にはHilton Hotelが5つあって紛らわしいです。
- Hilton Garden Inn London Heathrow Terminal 2 and 3…T2直結
- Hilton London Heathrow Airport Hotel…T4直結
- Hilton Garden Inn London Heathrow Airport…周辺ホテル
- Hilton London Heathrow Airport Terminal 5…周辺ホテル
- DoubleTree by Hilton London Heathrow Airport…周辺ホテル
予約する際やアクセスする際には注意しましょう。






