フィリンの首都マニラは、日本から片道3時間半〜5時間半で行ける距離にあり、気軽に行ける海外旅行先として魅力的な場所です。
しかし、マニラと聞くと、
- フィリピンって治安は悪くないの…?
- どこに泊まったら安全なの?
という不安がある方も多いと思います。
今回は、実際にマニラに旅行に行って体感した治安の良し悪しの体験談や、安全・快適に過ごすコツについて紹介しようと思います。
また、安心して滞在できる安全な宿泊エリアについても紹介するので参考にしてください。
マニラの治安の体感
結論から言うと、マニラの治安は、マカティ市・BGCエリア以外はかなり悪いです。
私は、これまで20か国以上旅をしてきたり、途上国への駐在経験から、治安の良し悪しの勘が割と効く方だと自負しておりますが…マニラの治安は残念ながらいいとは言えないというのが肌感覚の感想です。
上記に挙げたマカティ・BGCエリア以外は外を歩いて散歩するなどは到底できません。
物乞いがに声をかけられたり、タクシーに乗っていても窓ガラスを叩いて物売りや物乞いをされるなど、常に気を引き締める必要を感じました。
つまり、マニラと一言で言っても、治安がいい場所と悪い場所の差が激しく、安心して過ごせるエリアは1つか2つと非常に限られているということです。
したがって、マニラに観光で訪れる方は、ホテル選びとエリア選びが最重要であることは間違いないです。エリア選びを間違えると、安心して過ごせなくなるので注意しましょう。
特に、サンアグスチン教会などの世界遺産を観光したい方は、この教会があるマニラ市は、実際に行ってみて物乞いに声をかけられたり、薄暗い感じの危険な雰囲気のある場所だったので、現地ガイドが付いたツアーで行くことをおすすめします(マニラ大聖堂や教会は西洋と東洋の文化が融合していて圧巻でした!行ってよかった!必見!)。
マニラのエリア別特色
マニラと言っても、フィリピンの首都マニラは、正式名称で「メトロ・マニラ」と言われており、マニラ市をはじめとする17都市の行政地区で成り立っています。
例えば、観光地としてよく聞くエリアとして、
などがありますが、同じメトロ・マニラのエリアに位置していても、それぞれの地区で全く雰囲気が違い、治安の良さも天と地のほど異なっていてピンキリです。
ここでは、マニラの中で治安のいい場所と悪い場所を紹介します(青が悪い地区、赤が良い地区)。

避けるべき治安の悪いエリア
まず、避けるべき治安の悪いエリアを紹介します。
- エルミタ・マラテ地区(マニラ市)
- スモーキーマウンテン(マニラ市)
- パセイ市
エルミタ・マラテ地区(マニラ市)
まず、マニラ市に位置するエルミタ・マラテ地区です。
エルミタ・マラテ地区には、
など、マニラの有名な観光名所が揃っている地域です。
しかし、このエリアは、かつては高級住宅地として栄えていたようですが、現在は歓楽街やナイトクラブなどが立地していたり、観光客を狙った客引きや物乞いがいたりと、治安の悪い地域になっています。
私もサンアグスチン教会を見たくてタクシーで行きましたが、エルミタ地区に入るにしたがって、混沌とした暗い物々しい雰囲気になっていき、タクシーに物乞いが寄ってきたりしたので、現地ガイドが付いたツアーで行けばよかったと後悔しました。
というのも、タクシーから降りたとたんに、客引きに囲まれたり、教会の周辺で声をかけられたりして、とても怖い思いをしたので、結局写真を1枚撮って、滞在時間15分ほどですぐに退散してしまいました…。
観光名所一帯に行く場合には、現地の方に連れて行ってもらうツアーに申し込むことをおすすめします。
スモーキーマウンテン(マニラ市)
次は、マニラ市のトンド地区にあるスモーキーマウンテンです。
スモーキーマウンテンと言えば、マニラ市内にある有名なスラム街ですね。マニラ市内から集められたごみの山(マウンテン)から、悪臭ガス(スモーク)が発生していることから、「スモーキーマウンテン」と呼ばれているそうです。
言わずもがなだと思いますが、世界的にも有名な貧困街であり、治安の悪さで有名です。
日本人は盗難やスリの恰好の的になるので、個人で近づくのは絶対にやめましょう。
パセイ市
パセイ市は、上記2つに比べれば比較的治安が安定しているとは思いますが、訪れた体感としてはあまり近寄らない方がいいという印象でした。
パセイ市には、モール・オブ・アジアという巨大のショッピングモールがありますが、この周辺は警備が厳重であり安心して歩いたりショッピングをすることができます。
逆に言えば、安全なのはこのモールだけです。
モール・オブ・アジアには、フィリピンのお土産を集めたショップやスーパーも併設されているので、お土産探しをしたい方は、タクシーなどで来訪するのがおすすめです。
モール内は警備員もたくさん配備されていて、基本的なスリや置き引きなどに気を付ければ、普通に楽しむことができます。
しかし、それ以外は閑散としていたり、物乞いや物売りなどがいて、観光客が出歩くのは危険な感じがしました。
おすすめの安心な宿泊エリア
マカティ地区の中のエリアでもおすすめの場所とその特色について紹介します。
- アヤラセンター(マカティ市)
- BGCエリア(タギッグ市)
これらの地区は、総じて高級住宅街であり、外資系の駐在員やフィリピンの富裕層が住んでいるエリアなので、治安がいいという場所で有名です。
アヤラセンター(マニラ市)
私が最もおすすめするのは、マカティ市にあるアヤラセンター地区です。
マカティ市は、空港から車で30分くらいの距離の場所に位置しており、マニラ最大の商業都市です。
マカティ市には、
などが揃っており、フィリピンの「ウォール街」と言われている金融・商業の中心街です。
特に、アヤラセンターには、グリーンベルト・グロリエったと言われる高級モールがあり、入口の警備が厳重なので、浮浪者などの入館が制限されているので安心です。
さらに、名だたる高級ホテルもマカティのアヤラセンター付近に揃っているので、街全体として高級感や洗練された雰囲気があり、外も歩いて観光できる落ち着いた様子があります。
ちなみに、アヤナセンターから徒歩20分ほどの距離の「レガスピビレッジ」というエリアに、「リトル東京」と呼ばれる日本人街があります。
日本料理屋さんなども多く集結しており、駐在の方も多く住んでいることから、この地区一帯が比較的治安がいいと言われています。
私も、マカティのアヤラセンター周辺で歩いて散歩をしたりカフェ巡りをしたりと、この地区であればゆったりと街散策できました。
BGCエリア(タギッグ市)
2つ目は、タギグ市にあるフォート・ボニファシオエリア(通称BGCエリア)です。
このエリアには、googleなどのグローバル企業の本社や日本人学校などがあり、ビジネスと商業の中心地です。
マカティエリアに比べて、ビジネス・金融の中心地という印象があり、ビジネス色が強いです。
先進国の首都のような洗練された雰囲気で、高層ビルが並んでおり、駐在員や出張者も多く滞在しているので、日本食を初めとするおしゃれな飲食店が多く並んでいます。
このエリアには、スーツを着たサラリーマンがランチをしていたり、カフェでパソコン作業をしている方がいたりと、途上国とは思えないような雰囲気がありました。
安全に快適に観光するコツ
マニラを安全に快適に観光・滞在するコツを紹介します。
観光名所はツアーで回る
まず、観光名所はツアーで回ることです。
先ほども紹介した、
は、エルミタ・マラテ地区と言われる危険な場所にあります。
私も有名観光地だから平気でしょ!という軽い気持ちで自力でタクシーで行きましたが、非常に後悔しました。
特に、サンアグスチン教会は、教会内部を公開している時間が限られているのですが、地区一帯が危険すぎて公開時間まで時間を潰すことができず、断念したくらいです。
ツアーで行っていれば、安心してゆったりと楽しめたのにな…と残念な気持ちでした。
ショッピングモールなど安全な施設に行く場合は自力でタクシーで問題ありませんが、観光名所に行く際には、ツアーの利用をおすすめします。
移動は基本的にタクシー
マカティ地区以外は、タクシー移動(GRAB)が基本です。
マニラでは、GRABというタクシー配車アプリが普及しており、私たちもGRABで配車をしました。
GRABを使えば、目的地までの料金が事前に提示されるので、ぼったくられることもなく、適正価格で移動できるのでおすすめです。
マニラのタクシーはとても安く、空港からマカティ市内まで(約6km)で約550円くらいで行けました。
路上でタクシーを捕まえると、タクシーの密室の中でトラブルが起きたり、ぼったくられるおそれもあるので、GRABを利用するのがおすすめです。
マカティ地区であれば、欧米人もランニングを楽しんでいたりと、大通りを選べば基本的に徒歩で観光することが可能です。
マニラに滞在する際の注意点
マニラに実際に行ってみて注意した方がいいなと感じたことを紹介します。
夜は出歩かない
基本的なことですが、夜の出歩きは危険なので絶対にやめましょう。
マニラは、夜になると日中と全く違う景色が広がりました。
繁華街などでは、客引きや怪しい雰囲気の人が出歩いていて、とてもではないですが、歩ける環境ではありません。
夕飯などの帰りはタクシーを利用するなど、暗くなってからは徒歩で出歩かないことが肝要です。
マカティ市内のアヤラセンター付近のホテルであれば、目の前にショッピングモールがあるので、夜でもタクシーを使わずにレストランなどに夕飯を食べに行けるので安心です。
マニラのナイトスポットや繁華街を回りたい方は、日本人ガイドによるプライベートツアーで申し込むを安全に観光できます。
声をかけられても反応しない
次に、声をかけられても反応しないことです。
日本人とわかると、「お客さんどう?」とか「麻薬どう?」などと平然と声をかけてくる人がいます。
また、子供も大人も関係なく、物乞いが「マネープリーズ」などと声をかけてくることも日常茶飯事です。
私は、ショッピングモール内のファーストフード店で、現地の子供に「マネープリーズ」とねだられたことがあり、びっくりしました。
声をかけられて反応するとどんどん要求されたり後を付けられたりするので、話しかけられても無視をするのが重要です。
スリ・置き引きに注意する
基本的なことですが、スリや置き引きに注意しましょう。
マカティのショッピングモールであっても、常に貴重品には目を配っておくことが大切です。
海外旅行では当たり前のことですが、マニラのマカティ地区だと、マニラの他の地域に比べて格段に治安がいいので、つい気が緩んでしまいがちだったため、念のため共有しておきました。
危険なエリアに近づかない
当然ですが、危険なエリアに一人で近づかないことです。
マニラは、アジア圏の中でも唯一とも言える銃社会であり、危険な地域は群を抜いて危ないです。
スモーキーマウンテンなど、社会勉強として行ってみたくなる気持ちはわかりますが、どうしても見てみたいのであれば、必ず現地ツアーで安全が確保された状態で行きましょう。
空港でも気を抜かない
マニラのニノイ・アキノ国際空港は、世界でもトップクラスに危ない空港として有名です。
私は特に怖い思いをしませんでしたが、空港は誰でも出入りできて、お金持ちが集まる場所でもあるので、格好のスリ・置き引きの狙い場所です。
常に荷物に目を配り、タクシーの客引きなどには絶対に付いていかないようにしましょう。
空港では、タクシーの客引きが多くてトラブルが多発しているので、事前にホテルまでの送迎をチャーターしておくと安心です。
Wi-Fi環境を整備する
マニラに行く際には、日本で海外専用グローバルWiFiやレンタルSIM
などを用意して、ネット環境を整えてから渡航するといいです。
治安が悪いので、いつでも連絡手段が取れたり、すぐに地図を調べたりできるようにすると安心ですね。
また、意外とショッピングモールなどでFREE WiFiが整っていない場所が多かったので、事前に用意しておくと快適に過ごせます。
マニラの滞在エリア選びは最重要
先述したように、マニラの治安は総じて悪く、安心して滞在できるエリアは限られているので、マニラに旅行に行くならホテル選びが旅の最重要事項だと言っても過言ではありません。
ホテル代を過度に節約して治安の悪いエリアに滞在することは避けましょう。
マニラは日本に比べて物価も安いので、ホテルも総じて安い傾向にあり、グローバルな4つ星・5つ星の有名ホテルでも、日本よりも6割〜8割程度の価格で宿泊できるので、安心を価格で買うという意味で、ホテルをきちんと選ぶのが安心です。
高級モールや現地駐在員が住むような安全か確保されているエリア(マカティ・BGC地区)なら、ホテルのセキュリティがしっかりしていたりと安心できる印象です。
実際、有名な高級ホテルはこれらのエリアに集結しています。
マニラへの観光を予定している方は、マカティ又はBGCエリアのホテルを探すようにしましょう。





